天邪鬼の独り言

日記、エッセイ、独り言、愚痴、フィクション、なんでもありのブログです。書きたいことを書きたいスタイルで書いていきます。

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ヒトゲノム解読

人間の設計図ともいえるヒトゲノム(全遺伝子情
報)がほぼ全て解読された。ヒトゲノムとは筋肉
や臓器などの生体組織の基本となるたんぱく質の
合成情報をコード化し、細胞内のDNA(デオキシリ
ボ核酸)に保存されたものだ。情報量は約30億文
字相当になる。

解読作業は、アメリカのバイオベンチャー企業の
セレーラ・ジェノミクス社と、日欧米などの国際
共同チームによってなされた。その成果が発表さ
れたのは、今年2月のことだった。

人間の遺伝子は当初10万個程度と予想されてい
たが、実際は約3万個程度と以外に少なかった。
この数はショウジョウバエより1万個多い程度だ。
生物学的には、ヒトとハエは思っているほど違わ
ないということのようだ。違う人種間でも99.9%
の遺伝情報が共通している。

遺伝子というと生物の形質や行動、能力を決定す
る絶対的なものというイメージがあるが、ショウ
ジョウバエと比べても桁違いに遺伝情報が多いわ
けではなく、人類は99.9%の遺伝情報が共通して
いることなどを考えると、やはり環境との相互作
用が、能力や形質の獲得に重要な役割を担ってい
るということになると思う。

「遺伝子決定論」は運命論に例えられる。形質だ
けでなく、能力や行動までもが遺伝子によって決
定されるというのは、運命によって人生が決まる
と言っているのと同じだ。

そこでは、人間は自らの人生を自分の意志で生き
るというより、偶然に持って生まれた遺伝情報に
よって生かされているだけの存在に成り下がって
しまう。個人の努力などは、より優れた遺伝子の
前では、水泡と帰してしまう。

占いの根本にあるものは決定論だ。全ては大筋で
決定されていると考えるから、占いが成立する。
そこには個人の心や魂が反映される余地は少ない
だろう。

人が大自然によって生かされている存在だという
ことは確かなのだが、その言い方には一つ盲点が
ある。人も大自然、より厳密な言い方をすれば、
人も宇宙を構成している存在だということだ。

もし遺伝子が人の人生の大筋を決定しているとす
れば、ある意味でこの宇宙の行き先をも決定して
いるということになる。

ヒトゲノムはプログラムだと思うが、そのプログ
ラムを書いたのは誰なのだろう?ひょっとしたら
我々が神と読んでいる存在は、遺伝情報のプログ
ラマーのことなのだろうか?

たとえプログラムが決定されたものだとしても、
そのプログラムを実行するのは我々ひとり一人な
のだ。持って生まれたプログラムをどのような環
境で使うのか、どのような状況で作動させるのか
は、個々人の選択の余地がある。

だから人を含めた生命の活性化し発展するための
キーワードは「多様性」なのだと思う。

要は持って生まれた「プログラム」を最大限に活
かせるフィールドを探すことだと思う。
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