天邪鬼の独り言

日記、エッセイ、独り言、愚痴、フィクション、なんでもありのブログです。書きたいことを書きたいスタイルで書いていきます。

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クリスマスの空騒ぎ

クリスチャンでもないのに、
サンタクロースを信じていた、あの頃。
ナイーブだった、空から降る真っ白い雪のように。

通っていたカトリックの幼稚園では、
ドイツ人の神父さんが、
いかにも北欧から来たという感じで、
サントクロースを演じていた。

自分が居る国以外にも国がある。
まだ自分が行ったこともない土地が、
汽車では行けないほど遥か彼方にあることを感じていた。
そんな異国を意識させてくれたのも、
サンタクロースのちょっと怖くって威厳がある、
バタ臭い顔つきだったような気がする。

クリスマスは遠い異国の宗教行事。
そんな当たり前のことすら、忘れ去ってしまうほど、
今やクリスマスは日本の国民的行事となり、
商売繁盛の道具と成り下がってしまった。

でも、撲は幼い頃に知ってしまった。
クリスマスの本当の意味を。
キリストが生まれたことを祝うこと。
それがクリスマスの目的。
クリスチャンにとっては、最も聖なる日であり、
同じ神を信じる者同志が、
連帯感を確かめ合う日でもあることを。

だから祈りのないクリスマスなんて、
伝えるべきことの何にもない演劇のようなもの。
ただのパフォーマンス。

人知を超えた力、
神を信じることができる人たちだけが、
クリスマスの真の主役。

人生に意味を求める人たちだけが、
宗教の目的を知ることができ、
宗教の意味を知っている人たちだけが、
サンタクロースを観ることができる。

だから、この街にサンタクロースの
コスチュームは溢れていても、
本当のサンタは一人もいない。

なぜなら、誰もサンタクロースの存在を、
信じてはいないのだから。



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