天邪鬼の独り言

日記、エッセイ、独り言、愚痴、フィクション、なんでもありのブログです。書きたいことを書きたいスタイルで書いていきます。

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父の死

虫の知らせだろうか?
自分の気持ちがわからないことに気付き、
自分の気持ちを確かめるために、
自分の気持ちを言葉にする必要を感じ、
このメールマガジンを発行することを思い立った。

発行したその日に、
父危篤の知らせが、携帯のメッセージに入っていた。

夜の新幹線に飛び乗り、
父の病床に駆けつけたときには、
父は既に意識がなく、
ただ、荒く呼吸をするだけの人と成り果てていた。

最後の言葉を聞きたかったけれど、
聞こえてきたのは、不規則に続く息遣いだけ。
それすらも、しだいに弱々しくなって、
ついには途絶えてしまった。

父と過ごせる時間は永遠に終わってしまった。

肉体という現世への拠り所を失ってしまった父との関係を繋ぐものは、
父の残した遺品と思い出だけになってしまった。

自分の知っている父の姿は自分のだけのもの。
でも、自分が知らない父が、
葬式の弔辞の中にいた。

火葬場で白い骨になってしまった父。
もう父の肉体は消えてしまったけれど、
その精神のエッセンスは、
父を知っている全ての人の心の中に存在し続けるのだろう。

父との新しい思い出は、
もう創ることができなくなったけれど、
撲がこの世に存在し続ける限り、
父は撲の心の中に確実に存在している。

死とは存在の様式が変わることなのかも知れない。

この詩を、俳句が好きだった父に捧げたいと思う。
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