天邪鬼の独り言

日記、エッセイ、独り言、愚痴、フィクション、なんでもありのブログです。書きたいことを書きたいスタイルで書いていきます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

幼馴染と初恋の人の思い出…4

ミチヨは早熟な子供だったと思う。
年齢よりずっと考え方が現実に沿っていて、判断力と洞察力と将来に対するヴィジョンがあった。
擬似夫婦のような文字通り、ままごとをして遊んでいるときでさえ、彼女にとってそれが将来の結婚生活に向けた訓練、シュミレーションの役割をしているようだった。

8歳位の頃、そんなミチヨから聞かれたことがある。
「ショーちゃん、大人になったら何になりたい?」
子供なら誰でも聞き、大人からは聞かれる質問の典型かも知れないが、それさえ彼女にとっては、将来設計についての質問だったような気がする。

その質問に、当時の私は答えられなかった。
「わからないよ、そんな先のことは」
そう答えたように記憶している。
私の答えに彼女は不満気だった。
「そんなんじゃ、ダメじゃない!立派な大人になれないよ」
それには答えず、私は彼女に同じ質問をした。
彼女の答えは明解だった。
「私は学校の先生になる。N高校に行って、N大学にも行くのよ。そのために私は今から勉強してるの。お母さんも今のうちから勉強はじめないと、いい学校に行けないと言ってるの」

小学2年生のときまで、私とミチヨは幼稚園、学校、そして登下校、放課後までも一緒にいることが多かったが、3年生のクラス編成替えのときから、二人はあまり会わなくなった。
いや、正直に話せば、我々は8歳のときに絶交したのだ。
ある事件をきっかけにして…

その事件について話さないと、この物語が成立する前提がないことになる。

初恋と呼ぶにはあまりに早すぎる交際だったが、それは確かに初恋だったと思う。
少なくとも、私にとっては異性を意識するきっかけになったのがミチヨだった。
周囲の大人から仲がいいと言われ、からかわれて「夫婦のようだね」と言われることもあったくらいの二人だったが、実際、それに近い関係だった、住んでる場所が違うことを除けば。

二人はお互いの家を行き来していた。
私が彼女の家に行くこともあったが、当時の私の家は、開かずの間があるほど広かった。
家族がめったに足を踏み入れることがないような部屋や納戸、蔵があった。
庭の広かったから、私の家で遊ぶ機会が多くなっていくことは自然の成り行きだった。

晴れた日は庭の一角に父が作ってくれた砂場で遊んだり、起伏に富み様々な種類の花や樹木が茂る庭を歩き回ったり追いかけっこしたり、隣の空き地で材木を組んで小さな小屋を作り、ままごとしたり、秋には大人の背丈ほどもあるススキの中でかくれんぼしたりして遊んでいた。

雨の日は家の中で絵を描いたり並んで絵本を読んだり、かくれんぼをしたりして過ごしていたが、二人のお気に入りの部屋があった。そこは以前住み込みの使用人が住んでいたが、その当時はもう誰も使っておらず、押入れに布団があるだけだった。その部屋から直接裏庭に出入りできたせいもあるが、家の中で遊ぶときには、正面玄関からではなく、その部屋に直接入り込んで遊ぶことが多かった。

私とミチヨはその部屋で過ごすことが多くなり、きっかけは覚えていないが、あるときからいわゆるお医者さんごっこをするようになった。7~8歳の子供だったから体つきに男女の差は少なかったが、一箇所だけ決定的に違う部分があることは知っていた。おしっこをするときでも、まだそれほど羞恥心がなかったから、お互いに隠すようなこともなかったからだ。

最初はその部分をもっとはっきりと見たい衝動から、おそらく幼い性欲の芽生えだったと思うが、私がミチヨにパンツを脱がせたことがきっかけだったのだろうが、あるときから彼女の方が積極的になっていった。

私は幼い割れ目を見るだけで満足していたが、彼女の方が触って欲しいと言い出したときから破局が始まっていたのだと思う。彼女の家は狭く、末っ子の彼女は両親と一緒に寝ていた。それで両親の夜の営みを見る機会が多かったからだろうが、性的な面でも彼女は早熟だった。最終的な行為は当然できなかったが、彼女はそのやりかたは知っていたと思う。

今となっては、何がミチヨをそうさせたのか、はっきりとはわからないが、お互いの家の経済的格差に嫉妬したからか、私自身は自覚がないが、何か彼女の感情を害することを知らずにしていたのかも知れない。直接的きっかけは、はっきりと覚えている。二人の「ままごと」から仲間はずれにされた弟が密かに後をつけて、その「ままごと」を覗いたからだ。

ミチヨは性的「ままごと」が親に知れることを恐れた。彼女が弟の覗きに気づいてから、もう止めようと言い出したからだ。私もそれに同意したが、彼女は安心できなかったのかも知れない。私か弟の口から、その秘密が親にばれるの恐れた彼女は、6歳違いの彼女の兄にそのことをつげ口したのだ。私に無理やりパンツを脱がされ触られたと。


スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。